高知県の遺跡

西野々遺跡

 高知県には約2,400ヵ所の遺跡が確認されており,高知東部自動車道建設に代表される大規模開発が高知龍馬空港の再拡張事業などの終了後も引き続き実施されており,今後新たな遺跡が数多く発見されるものと思われます。中でも,高知東部自動車道建設は高知県最大の高知平野を横断するもので,南国市田村遺跡群の北側や香南市野市町の河岸段丘上を通る計画であり,注目されます。
 
近年行われている開発工事に伴って,南国市西野々遺跡,香南市夜須町口槇ヶ谷遺跡・坪井遺跡,香南市徳王子花宴遺跡・徳王子広本遺跡・徳王子大崎遺跡・徳王子前島遺跡,いの町城ヶ谷山遺跡,土佐市上ノ村遺跡・北ノ丸遺跡などが発見されています。西野々遺跡
 西野々遺跡から古代官衙関係とみられる掘立柱建物跡など古代の建物群を始めとして弥生時代中期末から後期初めの集落跡や中世の集落などが発見されています。中世の集落の外れからは四国初の方形区画墓も検出されています。
  また,花宴遺跡からは弥生時代前期・中期・後期の護岸をした自然流路と後期後半の自然流路からは県下初の堰跡と共に数多くの木製品が出土しています。
  以上のように,今後新たな遺跡や遺物の発見によって高知の古代の様相もさらに明らかになって行くものと思われます。
 なお,高知県の各時代の代表的な遺跡についてはビデオで紹介していますので,ご覧下さい。また,「高知県の主な遺跡と遺物」「考古学コラム」を再掲載していますので,併せてご覧下さい。