朗読で星座のお話を聞き、プラネタリウムで星を楽しむ―そんなイベント「星空の下のお話会」を5月31日香美市土佐山田町平山の地域交流施設「ほっと平山」で開催しました。朗読は高知県立文学館の朗読サポーター、プラネタリウムは高知工科大学の天文クラブ〈SpaceLab〉によるものです。香美市を中心に約50名の子どもたちが参加しました。
会場となった「ほっと平山」は廃校になった旧土佐山田町立平山小学校を宿泊・交流施設にリノベーションしたものです。元々学校なので、朗読する”教室”や広々とした場所が必要なプラネタリウムに最適な”体育館”などの施設がばっちり揃っています。
プラネタリウムは黒いドーム状のもので、私たちが到着したときには、体育館内でもう組み上がっていました。空気を送り込んでドーム内の空間を保っているということです(送風機で空気を送る調整が大変だそうです!)。工科大生自作の星の投影機で星座を映し出し、学生のお話やクイズとあわせて星々を楽しみました。
朗読では「おおぐま座」「こぐま座」「かに座」「しし座」など、プラネタリウムで楽しむ星座のもととなったギリシャ・ローマ神話のお話をご紹介しました。英雄ヘーラクレスの活躍や大熊座と小熊座の悲劇などに参加した子どもたちは耳を傾けました。
さて、「ほっと平山」のある平山地区はホタルがたくさん生息することでも知られています。オプションイベントで「星空の下のお話会」の後に、ホタルの観察も行いました。川沿いにすすむと、山や川が光るくらいにホタルが飛んでいる光景に出会いました。