この夏開催の「四国へんろ展」。前売券の販売が始まりました。
6月14日の高知新聞の告知に写真が掲載された、第24番札所最御崎寺所蔵の《石造如意輪観音半跏像》(重文)は、県立美術館で15年ぶりの公開。通常は年に一回のご開帳でしか拝観できません。優美で柔らかな姿で全国的にも知られ、ファンの多い仏像です。
前売券は県立歴史民俗資料館、県立美術館ミュージアムショップ(8月1日より販売)、高新プレイガイド他で好評発売中です。お得な前売券をぜひお買い求めください。
空海が四国霊場を開創したと伝えられる弘仁6(815)年から数え、平成26(2014)年は1200年という大きな節目を迎えます。これを記念して四国四県では、それぞれの視点で「遍路文化を紹介する展覧会」を開催します。
高知では、県立美術館を会場に、企画運営を県立歴史民俗資料館が担当するという、これまでにないタッグを組んで、県内の札所に脈々と受け継がれて来た貴重な仏像、絵画、工芸品、仏具、文書、遍路石を一挙に展示。四国内外の空海ゆかりの宝物をあわせ、国宝・重要文化財を含む総数約130件の多彩な作品で、今も四国に息づく遍路文化をご紹介します。
詳しい内容はチラシや県立美術館のHPをご覧ください。展覧会の詳しい内容がわかるチラシは間もなく県内各施設やお店で配布開始!
朗読で星座のお話を聞き、プラネタリウムで星を楽しむ―そんなイベント「星空の下のお話会」を5月31日香美市土佐山田町平山の地域交流施設「ほっと平山」で開催しました。朗読は高知県立文学館の朗読サポーター、プラネタリウムは高知工科大学の天文クラブ〈SpaceLab〉によるものです。香美市を中心に約50名の子どもたちが参加しました。
会場となった「ほっと平山」は廃校になった旧土佐山田町立平山小学校を宿泊・交流施設にリノベーションしたものです。元々学校なので、朗読する”教室”や広々とした場所が必要なプラネタリウムに最適な”体育館”などの施設がばっちり揃っています。
プラネタリウムは黒いドーム状のもので、私たちが到着したときには、体育館内でもう組み上がっていました。空気を送り込んでドーム内の空間を保っているということです(送風機で空気を送る調整が大変だそうです!)。工科大生自作の星の投影機で星座を映し出し、学生のお話やクイズとあわせて星々を楽しみました。
朗読では「おおぐま座」「こぐま座」「かに座」「しし座」など、プラネタリウムで楽しむ星座のもととなったギリシャ・ローマ神話のお話をご紹介しました。英雄ヘーラクレスの活躍や大熊座と小熊座の悲劇などに参加した子どもたちは耳を傾けました。
さて、「ほっと平山」のある平山地区はホタルがたくさん生息することでも知られています。オプションイベントで「星空の下のお話会」の後に、ホタルの観察も行いました。川沿いにすすむと、山や川が光るくらいにホタルが飛んでいる光景に出会いました。