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高知県文化財団からのお知らせ

【文化事業助成金】雨ニモマケズ、梶ヶ森ロックフェスティバル!!!

2015年08月31日 掲載

829日土曜日、午前1130分、高知市内は残暑がまだまだ厳しい気温30度、曇り。

大豊インターを降り、国道32号線に出ると穴内川を渡る橋にKAJI ROCK会場までのカウントダウンの看板がありました。

看板に従い、車の行き違いもままならない狭い山道を、いざ梶ヶ森へ。

途中からポツリポツリと雨が降り始めました。道は相変わらず狭いものの、対向車もなく順調な山岳ドライブ。

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KAJI ROCKの会場駐車場、龍王の滝に着く頃には本格的な雨になりました。

駐車場には車が10台ほど止まっており、駐車場係(2名)の方も雨の中で大変そうでした。

駐車場から梶ヶ森山荘まで送迎のバンですが、客は私一人。

梶ヶ森山荘の寒暖計では気温16度。

山荘から会場までは、徒歩20分とのこと。雨でなかったら、ゆっくりと景色を楽しみながら散策を兼ねて歩くんでしょうが。

山荘から会場まではピストンバスに乗り、高知市内から来られたというご家族といっしょに会場まで運んでもらいました。

 

KAJI ROCKは、初回から来ているというご家族は、若いご夫婦と幼い子どもさんの3人家族。「一昨年は台風で中止でしたし、昨年も雨が降ったり晴れたりでした。でも、毎回楽しみにしています。」とご主人。なるほど、山の天気は変わりやすいんですよね。

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ようやく会場に着いたのは、午後1時を回った頃でした。

会場の手前では、屋台が何軒か出ています。屋台はのちほどあらためてリサーチするとして、まずはすぐ上のコンサート会場へ。すでにロックのリズムが聞こえています。

山頂から少し下がった草原にステージがありました。ステージの上にテント。ステージの前にもテントが設置されています。テントの下で雨を避けながらのライブです。

 

すでに大雨になっている会場。ステージでは坊主頭の男性がエレキギターならぬ一風変わった棺桶のようなギターを操りながら飛んだり跳ねたりしています。

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徳島の現役僧侶、イエーイ青木さんの有難いステージです。イエーイ青木さんのステージは、お話(説教?)も上手です。真言宗は大乗仏教なので、曲名も「大丈夫仏教」なんて、思わず「何のこっちゃ!」と、突っ込みを入れたくなります。観客の笑いを誘いながら、ステージに引き込んでいます。

棺桶のようなギターは、(やまと)(ごと)というらしく、日本の古来の楽器をエレキにしたようです。イエーイ青木さん曰く「縄文時代からの楽器で、縄文ポップス。略してJポップスです。」やっぱり笑っちゃいますね。でも、結構、飛び回って、坊主らしからぬ(笑)アクティブなステージです。

 

観客は、ざっと見て50人くらいでしょうか。小さな子ども連れのご家族が目立ちます。その一方で、お年を召した方もチラホラ。子どもさんは雨の中をマウンテンバイクでステージの前を行ったり来たり、観客は、イエーイ青木さんの説教に笑ったり、リズムに乗って身体を動かしたり、何とも和やかな雰囲気ですが、雨は一層強くなってきました。

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イエーイ青木さんのステージは、最後に「ハンニャハラミタ・・、ギャティギャティハラギャティ・・」と、楽しくも有難いお経で終わりました。この頃には、雨も少し小降りになりましたが、霧がでてきて、少しガスってきました。

 

次のステージまで30分ほどあります。

屋台に行ってみました。気温16度(たぶんもっと下がっていると思います。)ですから、かき氷は開店休業状態です。こんな日は温かいものをと思っていたら、猪汁がありました。

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すでに残り少なくなっていた猪汁を温めてもらっている間、KAJI ROCKの責任者である尾﨑さんに少しだけお話をお伺いすることができました。

 

まず、今回のステージ出演者についてお聞きしました。今回のステージには、初めての方が2名、シンガーソングライターの秋野紗良さんと、夜の部、ほしぞらステージで出演予定の「溺れたエビの検死報告書」の二組ということです。

過去に出演していただいたメンバーからは、「山の環境の変化がすごい。」「ライブハウスと違って、周りに何もないので音がクリア。」と好評だったようです。

今回苦労されていることは、やはり天気への対応のようです。「今回は、ステージとお客さん用にテントを用意しているけど、狭いのでお客さんが増えると・・。」と心配しておられました。

次のステージの開始が近いので、尾﨑さんへのインタビユーを切り上げ、猪汁を早々にいただきました。(寒い中ということもあり、非常に美味しくいただきました。)

 

次のステージはアイリッシュバンドの三人組CocopelienaCocoの3人は、今朝5時に到着し、朝からビールを飲み始め、今、ビールを片手にステージに上がっています。

アイリッシュパブで飲み、踊る雰囲気がそのままステージに出ています。

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Cocoの曲に合わせて、観客が輪になって踊り、子どもたちはステージの前まで寄っています。KAJI ROCKの良さって、こういうところにあるんでしょうね。

 

さて、山の天気は変わりやすいと言いますが、もう晴れることはないようです。雨が強く降るか、ガスが濃くなるかといった感じです。気温もより下がってきたようです。私はTシャツにウィンドブレーカーというスタイルで、少なくとも梶ヶ森仕様ではありませんでした。ほしぞらステージ(たぶん星空は見れないと思いますが。)まで居たかったのですが、来年は仕事なんかじゃなくて、ゆっくり楽しみに来ようと思います。

短い滞在時間でしたが、KAJI ROCK最高でした。