11月26日(木)こもれびWS最終日の今日は潮江南小学校の5年生のみなさん54名が対象です。
午前中に27名90分を二回行う予定です。今日はどんな子ども達に出会えるのか朝から楽しみでした。
木村先生も滞在の疲れもなく元気いっぱいです。
さすが5年生達、先生の説明をみんな真剣に聞いています。
マスクが出来上がるまでは先生の説明をしっかり聞いて集中して作業に取り組んでくれていました。
最後の装飾もさすが上級生たちですね、真剣に世界に一つだけの想像上の動物を創造していきます。
マスクができたら外に出てみよう!
不思議なピンホール現象によって左右が反転して映るんですね。
潮江南小学校の皆さん、お手伝い下さった先生方ありがとうございました。
木村先生は翌日長崎で行われる「ガリバー眼鏡」という楽しいワークショップに向けて出発されました。
木村先生、ご参加くださった皆様方本当にありがとうございました。
12月5日(土)今年最後のイオンモール高知でのBunkazaidanこどもくらぶの催しはX’masミニコンサートでした。
演奏してくださったのは素敵な女性3人組のマム・レヴィーュさんです。
定番のX’masソングから「ととろ」や「アンパンマンのマーチ」「どらえもん」などの多彩なバリエーションの演奏をしてくださいました。会場は3回とも満席となり沢山のこども達が演奏を楽しんでくれました。
途中には子ども用バイオリンの体験コーナーもありました。
初めて触れる楽器に最初はみんな緊張気味でしたが、上手に音が出て嬉しそうな表情に変わりました。
子ども達にとって幼少期から親しみやすい本物の楽器の音色に触れる事はとても豊かな情操を育みます。
これからも定期的に文化財団こどもクラブではこのような楽しい場を設けていきたいと思います。
3回の公演頑張ってくださいましたマム・レヴィーュ様、ご協力頂いたイオンモール様、
そして遊びに来て下さった皆様本当にありがとうございました。
来年2月6日(土)は、まいぶん出前考古学教室にて銅鏡作り
ワークショップをイオンモール高知にて開催いたします。
たくさんの子ども達の参加をお待ちしております。
11月24日(火)今回のこもれびを食べる動物WSは野市東小学校で4年生2クラスを対象に行われました。
通常ですとこちらのWSは多くて30人程度、120分かけて行うものですが、今回は生徒と先生合せて約50人
90分で行う事となりました。
少しの不安はありましたが、子供達は集中してどんどん作業がすすみます。
2名のスタッフでは行き届かない部分は子供達が助け合い協力しながら作業を進めてくれました。
木村先生のスムーズな進行と積極的に授業に参加してくれた子ども達のお蔭で時間ぴったりに仕上がりました。
ではいよいよお楽しみ、「それじゃあ、マスクを付けてみて」
わずか3ミリ程の穴が開いているだけですが、筒の中には柔らかい色のついた画像がはっきりと映しだされ不思議な世界が広がっています。
自由な発想で世界に一つだけの素敵な動物を作り、太陽の光を使って自然の不思議に触れる楽しい一日になったと思います。
野市東小学校の皆さん、ご協力頂いた先生方本当にありがとうございました。
11月22日(日)に【ほっと平山】で行われたこもれびを食べる動物WSの午後の部のご紹介です。
午後もたくさんの親子連れの方が来てくださいました。
子どもたちが緊張しながらも慎重に作業を進めていく集中力には、本当に驚きました。
一人一人がそれぞれの想像を膨らませながら世界に一つだけのこもれびを食べる動物を作っていきます。
色紙やマスキングテープ、ポスカなどを自由に使ってオリジナルのマスクが出来上がると
外に出てこもれびを探してみます。
「すごーい!」「なんか映っちゅう!」「なんでぇ?」
可愛い声があちこちから聞こえます。
最後にみんなで集合写真
ご参加くださいました皆さんありがとうございました。
準備をして会場を整えて下さり、当日ギリギリまでカレーをご用意してくださった
「ほっと平山」のスタッフの皆様方も本当にお疲れ様でした。
木村先生はあと2回高知市内の小学校の理科の授業でワークショップをする予定です。
11月22日(日)香美市土佐山田にある地域交流施設【ほっと平山】にてアート&サイエンスこもれびを食べる動物のワークショップが開催され、
たくさんの方にご参加いただきました。
昔の木造建築の小学校をそのまま使用した校舎はなんだがとても温かく窓の外に広がる緑にほっと心が和みます。
講師の木村崇人先生は自然と人とをアートでつなぐ【地球と遊ぶプロジェクト】の代表を務められ
国内、海外と幅広くご活躍されている現代美術家の方です。
黒い厚紙を先生の指示に従って小さな子供たちが一生懸命作業していきます。
慎重な作業が終わった後は子どもたちは独自の感性で自由な発想を元にそれぞれのこもれびを食べる動物を
楽しく作っていきました。マスクが全員仕上がり、先生から100点の声が上がりました。
アートな動物たちが仕上がったら、これからが一番のお楽しみサイエンスです。
あちこちで歓声や驚きの声が上がります。
わずか数ミリの穴からこもれびが差し込みピンホール現象によって
人や建物や木々が反転され筒の中に広がります。
大人も子供も夢中になってこもれびを探す可愛い動物になりました。
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
マム・レヴィーユ ~X’masをイメージしたミニコンサート~
もうすぐクリスマスですね。イオンモール高知での月替わり創作講座「Bunkazaidan こどもクラブ」では
X’masをテーマにしたミニコンサートを開きます☆
演奏してくれるのは女性三人組のマム・レヴィーユさんです。
【マム】=【母】としての視点を大切に次世代に繋げていきたい音楽を追及し活動され、
X’masソングからクラッシクまで幅広いレパートリーをお届けします。
どうぞお気軽にX’mas気分を楽しみにいらしてください。
日時:平成27年12月5日(土)
①11:00~
②13:00~
③15:00~
会場:イオンモール高知 専門店街1階 セントラルコート
参加料:無料
演奏:マム・レヴィーユ
驚き! 感動!! 体験
アート&サイエンスワークショップ
「こもれびを食べる動物になろう」
こもれびを食べる動物と聞いて、みなさんはどんな動物を想像しますか?
アタマのなかで想像している動物を工作でカタチにしたら、次は「ピンホール現象」という
しくみによる科学体験!「作って」「使って」その姿を「眺めて」楽しいワークショップです♪
日 時 平成27年11月22日(日)
午前の部/10:00~12:00 午後の部/13:30~15:30
会 場 地域交流施設「ほっと平山」 〒782-0062 香美市土佐山田町平山459
対 象 小学生以下(小学生未満や低学年は保護者同伴のこと)
定 員 各回30名(先着順)※定員になり次第締め切ります
講 師 現代美術家 木村崇人氏
持参物 はさみ、ボールペン ※ボールペンは跡を付けるために使うので色がつかないものでOK
その他 ほっと平山特製カレー(750円)をご用意しています。
ご希望の方は、イベントのお申し込みの時に一緒に注文してください。
お支払いは、現地で個別にお願いします。
申込方法 電話・FAX・メールでお申込みください。必要事項は以下の①~⑦になります。
お申込みの時にお伝えください。参加費無料・事前申込制
①件名「こもれび」
②希望時間:午前・午後
③お名前
④小学校名/学年/年齢
⑤ご住所
⑥お電話番号
⑦昼食希望の有無 ※注文する場合は数量も
【お申込み・お問合せ】 チラシはコチラ
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(公財)高知県文化財団総務部 〒781-8123 高知市高須353-2 高知県立美術館内
TEL:088-866-8013 FAX:088-866-8008
MAIL:s-kikaku@kochi-bunkazaidan.or.jp
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平成27年度の文化事業助成金交付決定団体は6団体です。
各団体による助成事業が随時始まりますので、ご紹介いたします。
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今回は、沢田マンションギャラリーroom38による「European Eyes on Japan/Japan Today vol.16
日本に向けられたヨーロッパ人の眼・ジャパントゥデイvol.16―ヨーロッパ人が出会った高知―」
をご紹介します。
1999年にスタートした写真プロジェクトの撮影のため、写真家のアレキサンダー・グロンスキー
(ラトビア)と、ニナ・コルホネン(スウェーデン)らが招聘され、2014年に高知県を撮影。
高知市や、幡多郡、四万十市を中心に撮影が行われ、今回、その作品を紹介する展覧会を開催します。
2人の独自の視点から立ち現れた「高知」から、自分にとっての「高知」とは何かを考える写真展です。
開催期日:10月10日(土)~11月29日(日)
8月29日土曜日、午前11時30分、高知市内は残暑がまだまだ厳しい気温30度、曇り。
大豊インターを降り、国道32号線に出ると穴内川を渡る橋にKAJI ROCK会場までのカウントダウンの看板がありました。
看板に従い、車の行き違いもままならない狭い山道を、いざ梶ヶ森へ。
途中からポツリポツリと雨が降り始めました。道は相変わらず狭いものの、対向車もなく順調な山岳ドライブ。
KAJI ROCKの会場駐車場、龍王の滝に着く頃には本格的な雨になりました。
駐車場には車が10台ほど止まっており、駐車場係(2名)の方も雨の中で大変そうでした。
駐車場から梶ヶ森山荘まで送迎のバンですが、客は私一人。
梶ヶ森山荘の寒暖計では気温16度。
山荘から会場までは、徒歩20分とのこと。雨でなかったら、ゆっくりと景色を楽しみながら散策を兼ねて歩くんでしょうが。
山荘から会場まではピストンバスに乗り、高知市内から来られたというご家族といっしょに会場まで運んでもらいました。
KAJI ROCKは、初回から来ているというご家族は、若いご夫婦と幼い子どもさんの3人家族。「一昨年は台風で中止でしたし、昨年も雨が降ったり晴れたりでした。でも、毎回楽しみにしています。」とご主人。なるほど、山の天気は変わりやすいんですよね。
ようやく会場に着いたのは、午後1時を回った頃でした。
会場の手前では、屋台が何軒か出ています。屋台はのちほどあらためてリサーチするとして、まずはすぐ上のコンサート会場へ。すでにロックのリズムが聞こえています。
山頂から少し下がった草原にステージがありました。ステージの上にテント。ステージの前にもテントが設置されています。テントの下で雨を避けながらのライブです。
すでに大雨になっている会場。ステージでは坊主頭の男性がエレキギターならぬ一風変わった棺桶のようなギターを操りながら飛んだり跳ねたりしています。
徳島の現役僧侶、イエーイ青木さんの有難いステージです。イエーイ青木さんのステージは、お話(説教?)も上手です。真言宗は大乗仏教なので、曲名も「大丈夫仏教」なんて、思わず「何のこっちゃ!」と、突っ込みを入れたくなります。観客の笑いを誘いながら、ステージに引き込んでいます。
棺桶のようなギターは、倭琴というらしく、日本の古来の楽器をエレキにしたようです。イエーイ青木さん曰く「縄文時代からの楽器で、縄文ポップス。略してJポップスです。」やっぱり笑っちゃいますね。でも、結構、飛び回って、坊主らしからぬ(笑)アクティブなステージです。
観客は、ざっと見て50人くらいでしょうか。小さな子ども連れのご家族が目立ちます。その一方で、お年を召した方もチラホラ。子どもさんは雨の中をマウンテンバイクでステージの前を行ったり来たり、観客は、イエーイ青木さんの説教に笑ったり、リズムに乗って身体を動かしたり、何とも和やかな雰囲気ですが、雨は一層強くなってきました。
イエーイ青木さんのステージは、最後に「ハンニャハラミタ・・、ギャティギャティハラギャティ・・」と、楽しくも有難いお経で終わりました。この頃には、雨も少し小降りになりましたが、霧がでてきて、少しガスってきました。
次のステージまで30分ほどあります。
屋台に行ってみました。気温16度(たぶんもっと下がっていると思います。)ですから、かき氷は開店休業状態です。こんな日は温かいものをと思っていたら、猪汁がありました。
すでに残り少なくなっていた猪汁を温めてもらっている間、KAJI ROCKの責任者である尾﨑さんに少しだけお話をお伺いすることができました。
まず、今回のステージ出演者についてお聞きしました。今回のステージには、初めての方が2名、シンガーソングライターの秋野紗良さんと、夜の部、ほしぞらステージで出演予定の「溺れたエビの検死報告書」の二組ということです。
過去に出演していただいたメンバーからは、「山の環境の変化がすごい。」「ライブハウスと違って、周りに何もないので音がクリア。」と好評だったようです。
今回苦労されていることは、やはり天気への対応のようです。「今回は、ステージとお客さん用にテントを用意しているけど、狭いのでお客さんが増えると・・。」と心配しておられました。
次のステージの開始が近いので、尾﨑さんへのインタビユーを切り上げ、猪汁を早々にいただきました。(寒い中ということもあり、非常に美味しくいただきました。)
次のステージはアイリッシュバンドの三人組Cocopeliena。Cocoの3人は、今朝5時に到着し、朝からビールを飲み始め、今、ビールを片手にステージに上がっています。
アイリッシュパブで飲み、踊る雰囲気がそのままステージに出ています。
Cocoの曲に合わせて、観客が輪になって踊り、子どもたちはステージの前まで寄っています。KAJI ROCKの良さって、こういうところにあるんでしょうね。
さて、山の天気は変わりやすいと言いますが、もう晴れることはないようです。雨が強く降るか、ガスが濃くなるかといった感じです。気温もより下がってきたようです。私はTシャツにウィンドブレーカーというスタイルで、少なくとも梶ヶ森仕様ではありませんでした。ほしぞらステージ(たぶん星空は見れないと思いますが。)まで居たかったのですが、来年は仕事なんかじゃなくて、ゆっくり楽しみに来ようと思います。
短い滞在時間でしたが、KAJI ROCK最高でした。
8月23日、高知市南金田にある蛸蔵にて開催された「Washi + Performing Arts? Project」を見せていただきました。
50人ほど座れる客席が満員になったころ、舞台が始まりました。
和紙をテーマに、5人のパフォーマーたちが順に見せてくれるパフォーマンスは、5人5様の表現があり、その違いに驚きと感動がありました。
その後、パフォーマーによるアフタートークがあり、観客からの質問にパフォーマーひとりひとりが答えるという形式で、「表現したかったもの」として“紙漉き職人のひたむきな姿”、“消費者の意識”や、
“和紙の美しさ”を、逆に「表現しきれなかったこと」として“紙漉きの多くの工程”や、“職人たちの思い”などを語ってくれました。
公演終了後、まだ興奮冷めやらぬなか、代表を務める浜田あゆみさんにお話を伺いました。
パフォーマーたちをどうやって集めたのか尋ねると、お付き合いの長短はあれど、みなさん浜田さんのお知り合いで信頼のおける方々ということで、高知への滞在期間中、ずっと浜田さんのご実家で生活をともにされていたそうです。
浜田さんは、昔から和紙を作る家に生まれ、紙漉きの音や匂い、漉き上がった和紙の優しい色や手触りに囲まれて育ったそうです。
今回の、和紙と舞台芸術を掛け合わせたパフォーマンスも、子どもの頃から慣れ親しんだ伝統の紙漉きにインスピレーションを得たものでした。
浜田さんはこう語ります。
「正直、舞台芸術が和紙を救うとは思っていません。しかし、多くの人に和紙を知ってもらうきっかけ作りなら、舞台芸術を通じて自分にできることだと確信しています。」
今回の公演で、嬉しい手応えも感じているとおっしゃる浜田さん。そして、今回の反省点を踏まえながら、来年再来年と同じメンバーで公演を続けていきたいそうです。
「メンバーを新しくすれば広がりは生まれると思います。けれど、それでは深めることができない。できれば、この活動を和紙パフォーマンスとして日本各地で行えたら嬉しいです。ゆくゆくは海外にも持っていきたいから、そのためには今よりもっと深めていく必要があると感じています。」
小さいころからとても身近に和紙を感じていた浜田さんだからこそ、和紙産業に携わる方々のご苦労も本当によくご存じで、そこに向ける思いは並々ならぬものがあります。
「この事業の継続にあたって、どうやって資金を捻出するかは大きな課題。だからといって、和紙の職人さんたちからお金をもらうことは考えていないし、したくない。貢献するからといって、そこからお金をもらっちゃいけない気がしています。」
来年の構想や、次はどこの舞台に、と考えを巡らせながら、最後に浜田さんがおっしゃいました。
「まだまだ迷走中で、考えなければいけないことはたくさんあります。みんなとアイディアを出し合いながら、試行錯誤しつつ続けていきたいと思います。」